個人ブログだから書ける正直な注意点をお伝えします。どこの国にも良い人・悪い人、優しい人・短気な人などいろんな方がいます。これから留学へ行く方に、自分が知っていてよかったと思ったこと、知らなくて困ったことをお伝えしたいと思います。
不安にさせてしまったらすみません。治安が悪いとか危険だから四六時中注意しないとダメ!と言いたいのではなく、近くても海外ということを忘れず嫌な思いをせず過ごすための知識だと思っていただけると嬉しいです。ネイティブに話せない(自分の意思を100%伝えられない)ことを踏まえ、日本(母国)で住む以上に注意すべきことは多いです。
※ただし文化やマナーも韓国、そして韓国人すべての方に当てはまるわけではありません
目次
- 1.宗教の勧誘
- 2.夜道はどこの国でも気をつける
- 3.政治と宗教の話は控える
- 4.NO(自分の意見)をはっきり言う
- 5.出会い目的のチャラ男を警戒
- 6.年功序列
- 7.食事のマナーを最低限知っておく
- 8.トイレットペーパーを流せない店・家が多い
- 9.電圧が違う家電を使用すると故障の可能性あり
- 10.電車・バスのマナーの違い
- 11.タクシーは自分でドアを開けて閉める
- 12.車もせっかち!道を渡るのは余裕をもって
- 13.バス・タクシーの運転が荒い
- 14.スーパーのレジ袋は有料
- 15.お店はほぼ禁煙
- 16.現金が使えないお店急増中
- 17.ぼったくり・押し売りに注意
- 18.警察や日本語が通じる緊急の番号を控えておく
- 19.文化の違いに理解を示す
- 20.その他・海外で注意する基本的なこと
1.宗教の勧誘
いきなり怖そうな単語でおどかしてしまっていたらすみません。でも、本当に多かったので1つ目だけ体験談も含めて長いので知っている方は飛ばして2へ。一番遭遇する確率が高い危険なことじゃないかなと思ったので最初に書きます。
ハヌル
弘大・新村の人通りが多いストリートに学生(普通の見た目)が2人組(たまに1人、3人の時も)ですっっごい笑顔で話しかけてきて、道を聞いてきます。中には「どこから来たんですか?」と話しかけてきたり、友達になろうと言ってくる方もいました。

すみません〜!〇〇まで行きたいのですが△★〒♪〜(韓国語なので聞き取れず)

(迷子なのにずっと笑顔…怪しい!)
と心の声が漏れそうになりつつ、とりあえず本当に困っていたら可哀想だと思って道を教えると、

わあ〜!韓国語上手ですね!文化(体験?)をしてみませんか?(聞き取れず曖昧)

あ〜〜!!
(ブログで読んだ勧誘だとピンと来て思わず声に出るw)

???

カンシニ オプソヨ!
(関心がありません)
と渾身の知っているカタコト韓国語で立ち去りました(笑)留学生をピンポイントに狙っているとのこと。私も実際に声をかけられて驚きましたが、2、3回目になると「またか。」とスルースキルを身につけるほど多かったです。
クラスメイトでもよく話題になるほど多い事案で、クラスメイトの友達(日本人ではない)は、素直に着いていくと韓服(チマチョゴリ)を着たら「会費を払うまで靴は返さない。」と荷物を取られ仕方なくお金を払って帰ったそうです。又聞きの話で自分が着いて経験した訳ではないので真相はわかりませんが、気をつけるにこしたことはありません。
一番怖いなと思ったのが、本当に普通のおしゃれな20代前後のかわいい女の子や男女ということ!あからさまに怪しいおじさん(失礼w)ではないところが、つい警戒心を薄めてしまう危険なところです。
本当に気をつけてください!
ハヌル
2.夜道はどこの国でも気をつける
韓国だからではなく夜道はどこでも気をつけたいですね。特に人通りが少ないところ、酔っ払いが多いエリアは注意して、少しでも違和感を感じたらコンビニに入る、屋台のおばちゃんに助けを求めるなど人がいる場所へ行きましょう。
スマホを見ながら不注意で歩くのも危険です。
3.政治と宗教の話は控える
これもどの国でも共通ですが、特に避けたほうがいい話題です。
流暢に話せても言い争いになりかねない話題を、完璧ではない韓国語で誤解を招く表現をしてしまうと危険です。そもそも話せたとしても避けましょう。
私も韓国の方と政治の話になりかけた際(テレビでニュースが流れたりして)は、「私は韓国語がうまく話せないからこの話題は難しいです。」とはっきり伝えていました。その後、「韓国語の勉強をがんばりますね!」と明るく別の話題にするフォローも!笑
4.NO(自分の意見)をはっきり言う
人それぞれですが、はっきり意見を言う人が多いので、こちらもはっきり言わないと伝わらないことがあります。
多かったのが、とにかくたくさん食べさそうとしてくれる!!嬉しいけど、ストップをかけないとお腹がはちきれてしまいます(笑)
また韓国は仲良くなるとすごく距離が近く、なんでもかんでも手伝ってくれようとすることも!感謝しつつ、断る時ははっきりと伝えないと相手も混乱してしまいます。
誘いも積極的な人もいます(男女共に)。また、お店の人の押しも日本より強いところもあります。断りたい場合ははっきり「NO」と言いましょう。
5.出会い目的のチャラ男を警戒
出会い目的のチャラい男性はどの国にもいます。海外だから、言葉がわからないからといって愛想よくしていると、相手に好意を持っている、嫌だとは思ってないと勘違いされてしまうかもしれません。声をかけてきても嫌ならスルー!NOと伝える、そして怖いと思う場所に行かないなど気をつけましょう。
留学中は韓国語を使うチャンスだし、韓国の友達も欲しくて油断して愛想よくしてしまう人もいるかもしれません。自分が傷つかないように、誠実な人かただのチャラ男なのかを見極める冷静さを見失わないようにするに越したことはありません。
私は残念ながらそんなシーンに遭遇はしませんでした(それもそれで悲しいw)
6.年功序列
年上の方には敬語を使います。日本よりも上下関係は厳しいです。
ただ、尊敬語を使った韓国語をいきなりペラペラ話せる留学生も少ないです。私は友達のお母さんに会った時に「韓国語がまだできなくて、尊敬語がまだうまく話せません。」と先に話すと「外国人だと分かっているし、韓国語ができないのは当たり前だから大丈夫!心配しない!」と言ってくれました。
敬う姿勢はもちろん大切ですが、ミスをしないようにと気負いすぎずに!ただ、暮らすのであれば最低限のマナーは勉強するといいと思います。(挨拶、食事や電車のマナーなど)
7.食事のマナーを最低限知っておく
韓国と日本は食事の際のマナーが異なることが多いです。
- 器は持ち上げない
- 端・スプーンは縦置き
- 大皿でも一緒に食べる文化(取り分けない)
- 食べ残しはOK
- ご飯(米)はスプーンで食べる
- 目上の人の前でお酒を飲む時は横を向きグラスを手で隠す
などなど・・・他にもたくさんあります。私は事前に調べたのに癖でついつい器を持ち上げてしまったりしましたが、クラスメイトが教えてくれてだんだん慣れました!
8.トイレットペーパーを流せない店・家が多い
韓国ではトイレットペーパーは便器に流さず、便器の横に置いてあるゴミ箱に捨てるところが多いので、寮やコシウォン 、下宿先のトイレもどちらのタイプか確認しましょう。ホテルや空港など新しい施設では流してもいいところもあります。
注意書きが書かれてあるトイレが多いですが、書かれていないところも大きなゴミ箱があれば流してはいけないところが多いです。
9.電圧が違う家電を使用すると故障の可能性あり
ドライヤーやヘアアイロンなどは要注意です。海外対応モデルか、現地で調達、もしくは電圧器を使用しましょう。

10.電車・バスのマナーの違い
優先座席は空いていても座らない文化です。求める方が必要な人にすぐ使えるようにという考え方だそうです。
また、車内で電話している方がいますが韓国ではそこまでマナー違反として厳しい目で見られていなさそうでした。
11.タクシーは自分でドアを開けて閉める
日本とは違い、運転手がドアを開けてくれたり自動で開きません。自分で開けないと乗らないと思われたり、早く乗ってと言われてしまうかもしれません。自分で開けて、降りた後も自分で閉じましょう。
12.車もせっかち!道を渡るのは余裕をもって
横断歩道を渡る時、赤になった途端車がきます。人がいるからといってスピードを緩めません!大きい道路は特に余裕を持って、残りの秒数が少ない時は待つことをおすすめします。
13.バス・タクシーの運転が荒い
運転がワイルドなので、特にバスはつり革にしっかり捕まって転んだりしないよう注意。タクシーも車酔いしやすい方は要注意。
14.スーパーのレジ袋は有料
レジ袋は基本的にもらえません。欲しい場合は有料となります。環境を守るための取り組みだそうです。私はエコバッグを持って行っていました。
15.お店はほぼ禁煙
たばこを吸う方は、お店がほとんどのお店が禁煙なので外で吸うか喫煙スペースがないか確認しましょう。
16.現金が使えないお店急増中
キャッスレスが進んでいる韓国では、スマホかカード支払いをする方が多く、現金NGのお店も。
スターバックスでも現金は使えません。一方市場などでは現金の方が手数料がかからず喜ばれることもあります。どちらも最低限持ち歩くと安心。
17.ぼったくり・押し売りに注意
言葉がわからない・相場を知らないことをいいことに通常より高い金額を請求される事例もあります。私はもう5年以上前になりますが、タクシーでぼったくられ、それから韓国でタクシーに乗るときは先に値段を聞いたり、市場でも明らかに高いと「じゃあ買いません」とはっきり言います。
また、明洞など観光地では特に注意したいところ。観光地で注意しないといけないことは悲しいですが、お金の羽振りがよくなっていたり日本よりは安いと感じたり、そもそもの相場を知らないということを利用する悪い人もいることはいます。
大部分はそんなことはありませんが、調べて事前に気づける知識を持っておくと必ず役立つ瞬間があります。
18.警察や日本語が通じる緊急の番号を控えておく
最低限、下記3つは知っておきましょう。
- 警察署:112
- 消防署:119
- 救急医療情報センター:1339
また、日本の大使館や外国人のための診察がある病院、観光通訳案内電話などのリストが韓国観光公社のサイトに掲載されているのでブックマークしときましょう。
参考 緊急の場合:警察・消防・病院の連絡先一覧韓国観光公社19.文化の違いに理解を示す
韓国人だけでなくクラスには様々な国の人がいます。文化の違いには毎日驚かされていましたが、日本よりはっきり言う国がほとんどで考え方や先生に対する態度も違ったりします。
文化の違いを受け入れて、真似しろとは言いませんが否定もしないように。自分がされて嫌なことはしない、相手を敬う、そして一番大事なのは、広い心で気楽に受け流す!
時間に遅れてきたり、自由な行動をしたりする人もいます。でも、イライラしても仕方ありません。どうしても合わなければ関わりを最低限にするなど怒りではなく別のアプローチで対応しましょう。
20.その他・海外で注意する基本的なこと
- 鞄を目の届かない場所へ置かない
- 一人で夜遅くに出歩かない
- 危険なエリアへ行かない(韓国なら日本へのデモが行われてそうな場所など)
- 知らない人について行かない
- 詐欺・スリに気をつける
- 現地のマナーを尊重する
- 水道水を飲まない
- 生ものには注意する
どこの国でも注意すべきことですが、韓国ももちろん海外です。似ている文化もあったり、慣れてきたりするとつい油断してしまいがち。
でも安全に、危険な思いをせず、いい留学生活を送るためには自分の身は自分で守るという考えも必要だと思います。

たまには冒険も大切だけど、危機管理も大事!楽しい思い出だけ持って帰りましょう!